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「AIで先生の時間をつくり、人が子どもの未来をつくる」21研 分科会で講演しました

執筆者の写真: PTA協議会 川崎市麻生区
PTA協議会 川崎市麻生区
10月14日
読了時間: 3分

2026年10月14日(水)、「21世紀の川崎の教育を創造する研究会」(21研)の分科会で、麻生区PTA協議会 会長の前村が講師を務めました。21研は川崎市教職員組合を中心に開催されている研究会で、実行委員長は川崎市PTA教育委員会が務めています。


今回の21研は例年と趣向を変え、川崎市PTA連絡協議会の理事が中心となって、各区がそれぞれ得意とする分野の話を、参加された教職員の皆さまに還元する場として企画されました。


前村の分科会には、先生方を中心に60名を超える方にご参加いただきました。生成AIとの付き合い方を、日々AIを使う実務者として、そして保護者・PTAの立場からお話ししました。


会場の様子


AI活用で大切なのは「コンテキスト」


コンテキストとは、AIが状況を正しく理解するための背景情報のことです。それまでの会話、頼む理由、目的、条件、参考資料。AIは、渡された材料でしか考えられません。


コンテキストとは


何も伝えずに頼むと、AIは平均的な答えを返してきます。学校の事情や、先生方が経験から身につけてきたことを伝えるほど、その学校に合った案に近づき、成果物の質が上がって、期待に近い成果が得られるようになります。さらに、仕事が終わったらやり取りで分かったことを残し、次に渡す。コンテキストは、溜めるほど力になります。


コンテキストは、溜める


※学校の業務では、市が認めた環境を使い、個人情報・機密情報は入力しないことが前提です(2026年10月時点の市の取扱い)。


生まれた時間を、子どもたちへ


AIで生まれた時間を、何に使うか。講演の結びは、ここでした。


子どもは、平均値じゃない


AIと同じように、人もそれまでに蓄えたコンテキストで考え、行動します。子どもたちが将来社会に出て、それぞれの力を発揮していくために、いまの小中学校の時代に蓄えておきたいコンテキストがあります。いろいろな人との出会い、自分とは違う考え方、本物に触れる体験。その機会を、先生方と保護者がともに、子どもたちに届けていきたい。そうお伝えして講演を締めくくりました。


参加者アンケートから


(回答者個人の感想から一部抜粋)


「使い方を学んでからでないと運用できないと考えていましたが、目的と手段の考え方がブレなければ、もっと気軽に使えると感じました。」


「夏休みの研修から何となく使い始めていたものの、『わからないことが、わからない状態』でした。『ゴールを決める』『やり方をAIに聞く』『終わったら溜める』など、具体的な方法を示していただき、目から鱗が落ちる思いでした。」


「これまで『余計に時間がかかってしまう』と感じることがありましたが、活用の仕方に問題があったことに気づくことができました。『目的と手段』『コンテキスト』を今後意識していきたいと思います。」


「『子どもは平均値ではない』『本物に触れることが大切』ということも改めて大切だと感じました。AIを使うことでできた時間を使って、より子どもたちに寄り添える指導をしていきたいと思います。」


「参考になる具体的なプロンプトがあり、実際に操作しながら聞きました。児童の生成AI使用について悩みがあるので、保護者の方はどのようなことを期待したり不安に思っていたりするのか、グループで悩み相談会等ができればよかったと思います。」


「AIによる業務改善で、業務量の減少(働き方改革)に逆に歯止めがかかってしまうのではないかとも感じています。AIの時代だからこそ、自分で取捨選択できるようになっていきたいと思いました。」


「とてもタイムリーで、耳を傾けて聞ける内容でした。時間があればもっと聞きたかったです。」


おわりに


機会をくださった川崎市教職員組合、実行委員長の川崎市PTA教育委員会をはじめとする皆さま、ご参加くださった皆さまに御礼申し上げます。


開始前の会場


※写真は、参加者のお顔が分からないよう加工しています。

 
 
 

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